12月はクリスマス・シーズンです。
街角には快活な音楽が流れ、心がウキウキしてきませんか?
もともと、クリスマスの起源には、収穫祭や豊饒祭という一面も。
ちょうど冬至の頃に太陽のパワーが最小となり、今から復活していく時期なので、復活祭という意味合いも含まれていたようです。
クリスマス音楽の歴史
音楽の面から、古くはヘンデル作曲「メサイヤ」(救世主の意)のハレルヤ(歓喜・感謝の意)・コーラスが知られます。
2時間半もかかる大作をわずか3週間で完成させ、1~2週間にわたり演奏されていたようです。音楽を聴きながら、祈りを捧げ、心身を癒やしていたのでしょう。
一方、現代では、よく聞こえてくるクリスマス・キャロルとして、ジングル・ベルやホワイト・クリスマス、赤鼻のトナカイなどが代表的です。
いずれも旋律がシンプルで覚えやすく、和音も長調が続いて明るい雰囲気なのが特徴といえます。
中でも、子供の頃から慣れ親しんでいる曲が「きよしこのよる」、つまり「Silent night, Holy night」ですね。
癒やしの言葉~"Holy" Night
実は、神聖な holy という単語から、皆さまがご存じの言葉が生まれてきました。
心と身体を癒やす heal、健康 health、病院 hospital、病人を世話した宿泊所 hospice、旅人が泊まるホテル hotel などが挙げられます。
また、紀元前600年頃には、Hotel Du(オテル・デュ)という病人をケアする施設もみられました。さらに、hospitality(おもてなし)にまで派生したのです。
感謝の気持ちを表したいときは、Thank you for your hospitality と丁寧に伝えましょう。
Holy nightといえば、山下達郎の「クリスマス・イブ」の歌詞にもあり、EXILEの歌の題名にもみられます。私が大好きな曲は「Oh Holy Night」です。
人それぞれ、馴染みの曲があると思います。
クリスマス・シーズンには、ゆったりと好みの曲や歌の世界に包まれて心身を癒やしませんか?
極上の癒やしをもたらすクリスマス音楽
”癒やし” のクリスマスにぴったりの音楽をご紹介します。
【CD】Holy Night~ハープとヴァイオリンのクリスマス
※ジャケット写真 タップ でYouTube試聴🎶
■「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」から、「恋人たちのクリスマス(マライア・キャリー)」「クリスマス・イブ(山下達郎)」など、定番曲から洋邦おなじみのクリスマス・ソングを、ハープとヴァイオリンで華麗にカバー。
■ソロ、アンサンブル、オーケストラなどで全国各地で演奏活動を行うハーピスト“清水彩華“と、”高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト”としての活動の他、数々のTVやラジオに出演するヴァイオリニスト“松井利世子”による、聖なる夜にお届けする、癒やしのヒーリング作品です。
【配信】PEACEFUL CHRISTMAS PIANO Pray for the world
※ジャケット写真 タップ でYouTube試聴🎶
クリスマスの名曲を、リラックスできる優しいピアノの音色で。
大切な人を想いながら、ゆっくり過ごす時間に最適なアルバムです。
板東浩
医学博士
日本統合医療学会四国支部長
徳島県糖質制限研究会代表
徳島大学卒業、ECFMG資格取得後、米国でfamily medicineを臨床研修。専門領域はアンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学など。アイススケート選手として国体出場(1999 ~ 2003)。第9回日本音楽療法学会大会長(2009)。第3回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(EIPIC)in Japan銀賞(2012)。日本プライマリ・ケア連合学会大会長(2017、高松)。
糖尿病関係の英文医学雑誌4誌のEditor-in-Chief(編集長,2022)。著書30冊以上、印刷物2,000以上、英語論文300以上。「新老人の会」徳島代表。
公式サイト:https://pianomed.org/