有名な句です。
梅雨という言葉は平安時代からみられており、その語源として、
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梅の実が熟す時期
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熟(つ)ゆ
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露(つゆ)
などが挙げられます。
温度や湿度などを含めた特有な気候は、世界を見渡しても稀なものといえましょう。そのため、日本には5つの季節があると言われるほどです。
誰もが経験していますが、この時期はどうも心も身体もすっきりしませんね。
私たちの心身に大きなストレスが降りかかってくるからなのです。
●梅雨に心身の不調が出やすいのはなぜ?~自律神経への影響
梅雨になると、心身の重さやだるさを感じることが多くなりますね。
そのメカニズムを医学的に説明しましょう。
ヒトが自由に活動できるのは、大脳で考えた命令を神経が伝え、言葉を発したり手足を動かしたりできるから。
一方、自律神経という、自(みずか)らうまく律してくれる調節機構も備わっています。
心臓の拍動は、あなたの意思で速くしたり遅くしたりできません。でも、驚いたり、慌てたり、大好きな人に急に会ったりすると、自動的にドキドキしてしまいますね。
呼吸や発汗、体温、食欲、睡眠なども普段は自動調節されていますが、これらがうまく働かなくなると自律神経失調に陥ったりします。
●つらい梅雨を乗り切る工夫~「メリハリ」と「音楽」でリフレッシュ
日本独特の温暖多湿気候で、気持ちよく発汗できず、身体に熱が溜まり、心理的にイライラすることも。
それでは、どうすればいいでしょうか?
対応策として、以下が効果的です。
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スポーツで汗をかく
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サウナの温冷刺激で心身を整える
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入浴のとき、お湯と冷水で自律神経を刺激する
メリハリがある生活を目指しましょう。
メリハリとは本来、和楽器の弦を緩めたり(滅り)、緊張させたり(張り)すること。
緊張と弛緩、仕事とリラックス、onとoffをうまく切り替えてください。
空調の調整や、睡眠環境の工夫も大切ですね。
さらに、音楽の活用もお勧めします。
梅雨の時期には、以下の2つのアルバムがおすすめです。
◆ストレスが溜まっている時…
医学博士がすすめる自律神経を整える音楽~心のストレスを取り去る至福の治癒サウンド
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その他の各種サービスでの試聴は コチラ から♪
◆気持ちよく眠れないとき
医学博士がすすめる自律神経を整える音楽~心の疲れがほぐされる最高の快眠サウンド~
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【トップ・スペシャリスト プロフィール】
板東浩
医学博士
日本統合医療学会四国支部長
徳島県糖質制限研究会代表
徳島大学卒業、ECFMG資格取得後、米国でfamily medicineを臨床研修。専門領域はアンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学など。アイススケート選手として国体出場(1999 ~ 2003)。第9回日本音楽療法学会大会長(2009)。第3回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(EIPIC)in Japan銀賞(2012)。日本プライマリ・ケア連合学会大会長(2017、高松)。
糖尿病関係の英文医学雑誌4誌のEditor-in-Chief(編集長,2024)。著書30冊以上、印刷物2,000以上、英語論文400以上。「新老人の会」徳島代表。
公式サイト:https://pianomed.org/