季節や気候、職場環境の変化などで、心身が不調となることに。
5月病は知られていますが、同様に「9月病」もみられます。
あなたは大丈夫でしょうか?
9月病セルフチェック
~あなたは大丈夫?9月病の症状とは
そもそも、9月病は長い夏季休暇を取る欧州で生まれました。
7-8月のバカンスから9月の仕事モードに心身が戻れないためです。
一方、現在の日本では状況が異なります。
酷暑の影響や冷房との寒暖差などで体調をくずしやすくなっています。
次のような心身のサインに注意しましょう。
✅9月病チェックリスト
▣ 頭がぼんやりする
▣ 体がだるい
▣ 最近食欲が落ちている
▣ よく不安な気持ちに襲われる
▣ あらゆることがめんどうに感じる
▣ 仕事や趣味に集中できない
これらの症状に当てはまる方は、9月病かもしれません。
9月病の治し方と効果的な対策
~ポイントは食事・運動・睡眠
9月病対策のための、具体的なアドバイスを伝授させて頂きます。
食事・運動・睡眠の三本柱がポイントとなります。
●ポイント1:食事
食事はあっさり系ではなく、蛋白質や油脂を多くとるのがお薦め。
具体的には、肉(牛・豚・鶏)、乳製品(ヨーグルト・チーズ)や魚(カツオ・マグロ)、大豆食品(豆腐・納豆)などがいいですよ。
●ポイント2:運動
運動では筋肉を使って汗をかいたり、温浴と冷浴の刺激で免疫能を高めたりして、さっぱりとした気分になりましょう。
また、これらの栄養素にプラスして太陽光をうまく浴びると、「幸せホルモン」のセロトニンが増えて、日々の健康感がアップしていきます。
●ポイント3:睡眠
昼間にバリバリと活動した後、夜にはぐっすりと眠りたいものですね。
その際、心身にはメリハリが大切なので、静かな雰囲気がいいでしょう。
たとえば、北欧の景色(landscape)や音風景(soundscape)を表現したぴったりの音楽が用意されており、私も推奨しています。いちど試されたらいかがでしょうか?
◆おすすめの動画&音楽
→上記動画に使われている音楽はこちら
『医学博士が薦める 眠れる北欧ヒーリング soundscape clear』
画像タップで YouTube 試聴。
その他の配信サービスは コチラ から。
◆板東先生の豆知識
~9月のイタリアは寒い!
そういえば、私は30数年前、8月下旬にイタリアの国際学会に参加したことがあります。
この時期は1週間で気温が7度下がり、ホテルが空くために数千人規模の集会が可能とのこと。
地中海で泳いでみましたが、水がとても冷たく5分ほどでぶるぶると震えることに…
板東浩
医学博士
日本統合医療学会四国支部長
徳島県糖質制限研究会代表
徳島大学卒業、ECFMG資格取得後、米国でfamily medicineを臨床研修。専門領域はアンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学など。アイススケート選手として国体出場(1999 ~ 2003)。第9回日本音楽療法学会大会長(2009)。第3回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(EIPIC)in Japan銀賞(2012)。日本プライマリ・ケア連合学会大会長(2017、高松)。
糖尿病関係の英文医学雑誌4誌のEditor-in-Chief(編集長,2022)。著書30冊以上、印刷物2,000以上、英語論文300以上。「新老人の会」徳島代表。
公式サイト:https://pianomed.org/